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障がいに関わらず、「仕事に本気」なメンバーを。定着率90%超の特例子会社が挑む即戦力人材探し

株式会社オープンハウス・オペレーションズ 様

業種:グループ内受託業務 従業員数:100〜299名
障がいに関わらず、「仕事に本気」なメンバーを。定着率90%超の特例子会社が挑む即戦力人材探し

――オープンハウス・オペレーションズが「かべなし」と実現する、本気で仕事を楽しむ組織づくり

「誰だって、仕事を本気で楽しめる」。そんな力強いカルチャーを掲げ、オープンハウスグループ全体の障害者雇用を牽引している株式会社オープンハウス・オペレーションズ。

精神障がいのある方が約7割を占めるなかで、定着率93.8%(2026年4月時点)という驚異的な水準を維持する同社は、事業拡大のフェーズで「即戦力層の採用」という壁に直面しました。採用ご担当である諸貫 裕佑様に、カルチャーを体現するマネジメントの秘訣と、「かべなし」との取り組みについてお話を伺いました。

諸貫 裕佑様: 株式会社オープンハウス・オペレーションズ オペレーション事業部 人材支援部 採用G

法定雇用率未達からの独立。働きやすさと「本気で楽しめる」風土づくり

まずは、オープンハウス・オペレーションズ様が設立された背景からお聞かせいただけますか。

諸貫様:当社は2024年4月に設立され、同年の10月に特例子会社としての認定を受けました。実はそれ以前は、グループ内の一部署として障害者雇用を行っていたものの、法定雇用率を満たせてはいませんでした。

そこから、企業としての社会的責任を果たすため、より働きやすい環境をつくるために特例子会社化しました。

かべなし:立ち上げの時期は、社内調整などでご苦労もあったのではないでしょうか。

諸貫様:当時は経営層と現場の担当者との間でコミュニケーションを取る場が不足していて、コンセンサスを得ることに一番の課題がありました。ですが、現在は定期的な報告の場ができ、親会社に依存しすぎることなく、単体で運営できる体制が整っています。

定期通院や手帳更新で利用できる「月1回の特別休暇(半日有給)制度」など、働きやすい独自の制度をひとつ1つ形にすることで、社内への認知と理解を広げていきました。

御社はサイト上で「誰だって、仕事を本気で楽しめる」という言葉を掲げられていますね。現場のマネジメントには、どのようなカルチャーが根づいているのでしょうか。

諸貫様:障がいの有無に関わらず、やる気と能力がある方を正当に評価するという風土がありますね。当社の大きな特徴として、現場の業務リーダーやマネージャーといった管理職ポジションもすべて障がいのあるメンバーが担っており、健常者のサポートスタッフは実務に一切介入しません。

したがって障がいのある方が入社されても、当事者でもある現場のマネージャー陣へは過剰な配慮は求めません。「連絡はチャットでお願いします」など、合理的といえる範囲内の配慮をマネージャー自身が行いながら、フラットに業務に取り組んでもらっています。

社内から月間数十件の依頼。業務拡大の裏で直面した、即戦力採用の「壁」

現場の業務の切り出しは、どのように進められてきたのですか。

諸貫様:当初から、不動産に関する事務業務を社内から委託してもらう形で進めてきました。依頼元とは事前にしっかりと業務ミーティングを実施し、年に1回は満足度アンケートを行ってフィードバックをもらっています。

今では「オープンハウス・オペレーションズに頼めば業務の成果を上げてくれる」という評価が社内に浸透し、ありがたいことに様々な部署から月間20~30件ほどの依頼が回ってくるようになりました。

かべなし:現在は全150種類以上の業務を受託されているとのことですが、具体的にはどのような業務を担われているのでしょうか。

諸貫様:不動産に関わる事務業務ですね。具体的には、物件情報のシステム入力、CADを使用する敷地図作成、物件のある現場へ赴いての外観や各お部屋の写真撮影などを担当しています。

非常に順調に職域を拡大されている印象を受けますが、採用活動において直面したハードルはありましたか?

諸貫様:以前はハローワークや就労移行支援事業所経由の採用が6〜7割程度を占めており、「かべなし」さんのようなエージェントはあまり利用していませんでした。

しかし受託業務が増え、雇用をさらに拡大していくフェーズに入った際、不動産業界特有のスピード感や、専門的なデータ入力に対応できる「即戦力な人材」が必要になったんです。

長い目で見ればそのレベルまで成長できる方もいらっしゃいますが、これまでの採用経路だけではマッチする人材に出会いにくいという現実に直面しました。

「自己理解」を最重視。自社のカルチャーと精度の高いマッチングが魅力

そこで、即戦力層へのアプローチとして「かべなし」をご導入いただいたのですね。数あるエージェントサービスの中で、私どもをご評価いただいたポイントは何でしたか。

諸貫様:「かべなし」さんは運営母体が上場企業である安心感に加えて、レスポンスがスピーディーだった点が決め手でした。また、実際に紹介を受けてみると、私たちが求める人物像に対するマッチング精度が非常に高くて驚きました。

現在、エージェントは「かべなし」さん以外も活用していますが、直近の提携数を増やすことはあまり考えていません。弊社においては、アクティブに動いてくれる少数精鋭のエージェントと密なやり取りをする方が、採用成功への近道だと思うためです。

かべなし:ありがとうございます。ご紹介した人材を選考する際、御社として最も重視しているのはどのようなポイントでしょうか。

諸貫様:一番は「安定的に就労できるかどうか」ですね。そのため、ご自身の障がいに対する「自己理解」が非常に重要と考えています。ご自身が不調になるきっかけや、前兆をきちんと把握しているか。特性として何が苦手で何が得意か。そして、どのような配慮が必要か。

面接では、これらに対して上手に話す必要はありません。あくまでも、ご自身の言葉で状況を伝えようとする姿勢を重視しています。

「ひっ迫度」の数値化と細やかな面談。定着率93.8%を支える社内体制

「かべなし」の導入後、採用の状況にどのような変化がありましたか?

諸貫様:おかげさまで、現在は会社全体で平均して月に2名ほど、自社のカルチャーに合った即戦力人材をお迎えしており、その中でも「かべなし」さん経由での紹介が最も多くなっていますね。希望にマッチした人材の母集団が増えた分、選べる人材の幅も大きく広がりました。

要件を深く理解した上で、マッチ度の高い方だけをスクリーニングして提案してくださるので、面接の質が上がり、採用Gとしての工数も大きく削減できています。

精神障がいの方が約7割を占める中で、定着率93.8%(2026年4月時点)という素晴らしい数値を維持されています。入社後のフォロー体制はどのように構築されているのでしょうか。

諸貫様:実務面では、現場での業務の進捗や個人の忙しさを「ひっ迫度」として数値化し、事業部責任者やマネージャーへ定期的に報告する仕組みを作っています。ひっ迫度はあえて客観的な業務量ではなく、個人の主観による5段階評価で報告してもらっています。

同じ業務量でも特性によって負担の感じ方が異なるため、ご本人の主観を最も重視し、相談しながら調整を行っています。

また弊社には専任のサポートスタッフが常駐しており、月に1回から多い人で月4回、定期面談を実施しています。このサポートスタッフが適宜アドバイスやサポートを行い、必要に応じて現場のマネージャーと連携して業務を調整している点も高い定着率に繋がっていると思います。

実務のサポートだけでなく、日々の暮らしやキャリアアップに主眼を置いた支援も充実されていますね。

諸貫様:そうですね、eラーニングのシステムも導入していますが、3ヶ月に1回のペースで心理教育やアンガーマネジメント、人間関係のストレスを溜めないための「上手な誘いの断り方」など実践的なテーマを交えて、社内研修を実施しています。

また、フルタイムで勤続2年以上のメンバーには正社員登用の機会を設けたり、リーダーやマネージャーへ昇格するための環境整備なども進めているところです。

ただ数字を追うのではない。社会に貢献し、本気で仕事を楽しむ未来へ

最後に、会社として今後目指していきたい姿についてお聞かせください。

諸貫様:ただ法定雇用率という数字の達成だけを目的とするのではなく、メンバー全員が自立したひとりのプロフェッショナルとして価値を発揮し、社会貢献をしていくことに働く意義があると考えています。

特例子会社であっても、オープンハウスという組織にしっかりと貢献できているという実感と成果を持ってもらうことが大切です。今後もメンバーひとり1人がさらに組織全体へ貢献できるよう、制度設計や環境整備を推進し、障害者雇用の認知を社内に広げていきたいですね。

これから障害者雇用を本格化させようと悩んでいる他社の人事担当者様へ、アドバイスをお願いできますか。

諸貫様:最初は本当に小さなことから、ひとつずつ進めていけばよいと思います。いきなりお金をかけて設備を整えたり、採用を急拡大させたりするのは、企業として踏み切るハードルが高いですよね。ですから、まずはお金のかからない、自分たちにできる範囲から始めてみませんか。

人事担当者だけで思い悩むのではなく、今すでに現場で働いているメンバーとしっかりコミュニケーションを取り、「現場にどんな人材が必要なのか」を探っていくことも重要です。

できる範囲で環境を整えたら、まずは1人採用してみる。そして、実際に新しくお迎えしたその方と一緒に働き、直接対話を重ねることで、自然と「どうすればお互いに気持ちよく働けるのか」が見えてくるはずです。

かべなし:自社のカルチャーと「かべなし」の支援を掛け合わせ、ひとり1人に真摯に向き合う御社の姿勢が、現場の確かな戦力と高い定着率に繋がっていることがよく分かりました。本日は貴重なお話をありがとうございました。

※掲載内容はすべて記事公開時点のものです。
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